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顔認識にデータ登録機能追加 エイコム マスク着用にも対応

 顔認識システム開発のエイコム(東京都新宿区)は、顔認識システム「ビーサイト」シリーズに、VIP顧客などの顔を覚えさせるアプリケーションを付け加えた「ビーサイト タイプMII」アンドロイド版を発売した。マスク着用でも顔を検知できるという。広告会社やメーカー、カフェなどの飲食店など向けに年間500台程度の販売を見込んでおり、初年度は6000万円の売り上げを目指す。

 2016年に発売した既存の顔認識システムでは、例えば流通店舗内で棚前行動分析やサイネージでの視聴計測を行うとき店舗スタッフも計測記録するため、本来の計測対象以外のデータも盛り込まれてしまう。

 タイプMIIは、あらかじめ店舗スタッフの顔データを登録することで除外することができ、本来取得すべきデータでの解析が可能になる。またVIPなどの登録も可能で、顧客に合わせた新サービスを提供できるようになり、顔認識マーケットの領域が広がる。10月にはウィンドウズへの対応も予定している。

 また、従来の解析ツール「ビーサイト ビューワー」のデザインを一新。表示速度、解析速度が大幅に向上した「ビーサイト アナライザー」としてリニューアル。他社製の顔認識システムの利用者もCSフォーマットを合わせることで使用可能となった。

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