スポーツi.

コロナ禍で開幕したMLBの舞台裏 (2/2ページ)

 もっとも、コロナ禍での興行だけに、MLBは選手に出場可否の特例を認めた。辞退者の中にはサイ・ヤング投手のデビット・プライス(ドジャース)、ナ・リーグMVP、バスター・ホージー(ジャイアンツ)らの大物もいる。プレーより命、家族を選択。個の意思を尊重する米国ならではのシーンである。

 だが、多くの選手はグラウンドを選択した。今季、選手の年俸は試合数に比例して減額される。162試合分の60試合は37%…。例えば3770万ドルと球界最高額を誇るマイク・トラウト(エンゼルス)は1400万ドル…。大幅減額になるが、「今のところは問題ない環境」と参戦した。通算2355安打を誇るニック・マーケイキス(ブレーブス)は出場辞退から一転、参戦を表明した。

 「リスクの中、彼らがフィールドに出て戦っているのを家で見ていて、僕もそこにいたいと強く思った」

 MLBの巨額ビジネス主義への批判もあるが、ベースボールは米の国民的娯楽。ファンはコロナに負けないシーズン“完走”を願っているはずだ。(産経新聞特別記者 清水満)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus