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全国のパン店から冷凍配達 群馬の食品宅配業、外出自粛で利用増

 全国のパン店と提携し、こだわりのパンを冷凍して定期配達するサービスが、人気を集めている。食品宅配サービス業、パンフォーユー(群馬県桐生市)が企業向けの「オフィス・パンスク」と、個人向けの「パンスク」を展開。事業責任者の包直也さん(33)は「時間や場所を選ばずに、全国のパンを味わって」とアピールする。

 パンスクはパンが「好き」で、店を「救いたい」との思いから始まった。焼きたてそのものの味わいを保ったまま冷凍する、独自の技術を開発。オフィス・パンスクの導入企業は160社に上り、パンスクの会員数も2000人を超えた。

 「パンを包む袋や冷凍のタイミングに、秘密がある」と包さん。出来上がった冷凍パンは「普通に持ち帰るよりも、水分量や小麦の香りが失われず、おいしい」という。

 契約すると、月に1回、6~10個のパンが届く。提携するパン店は、店の定番や人気商品を踏まえた上で、味や品質、衛生状態を審査し、現在は15店舗。パンを届ける店は月替わりで、足を運ぶのが難しい地方のパンを、家や会社にいながら気軽に食べられる。

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛を受け、利用者は増えた一方で、「学校の給食やホテルなどに卸していた店の売り上げが減り、経営は厳しくなっている」と包さんは話す。「地域の小さなパン屋さんを絶やさないために、パンスクの支援を広げ、元気づけたい」と意気込んだ。

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