クラウドWatch

「3密」回避、個人情報保護に配慮 野村総研が注意喚起ソリューション

 野村総合研究所は、AI(人工知能)カメラと個人情報の保護に配慮した画像認識・分析技術を活用し、新型コロナ感染予防の保護を図るオフィス向けソリューション「NRI AI Camera for Office」の提供を始めた。執務エリアや会議室など、オフィス内における3密回避のため、従業員が「マスクを着用しているか」「近接していないか」などをAIカメラが自動的に認識し、音声で注意を促す。

 AIカメラが撮影した画像データは、端末側で素早くデータを処理するエッジコンピューティング技術によってカメラ端末側で解析を行うが、プライバシー保護のためにその段階で破棄。性別や年齢など、個人情報を含まない解析後のデータのみをクラウド側へ連携する。

 クラウド側では米アマゾン・コムのクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」のAIおよびエッジコンピューティングのソリューション群「Amazon SageMaker」と「AWS IoT Greengrass」を活用することで、高度なビジュアライズ・分析を可能にしている。

 クラウドやサーバーに個人情報が蓄積されることはなく、機微情報の漏洩(ろうえい)リスクを最小化。カメラ端末をWi-FiやLTEといったワイヤレスネットワークに直接接続できることから、端末の電源があれば設置可能で、敷設場所を選ばない。AIモデルなどのアップデートも遠隔から実施でき、敷設後の維持管理のほとんどをリモートメンテナンスにより行えるなど利便性にも配慮している。

 野村総研では、個人情報の保護に配慮したAI画像解析ソリューション「NRI AI Camera」について、顧客企業や社内での実証実験を行ってきた。今回提供を始めた新ソリューションは、その成果を集約して開発した。同社では自社の会議室に導入しているが、今後、全オフィスへ展開する。(インプレスウオッチ)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus