金融

UBSがクレディSと合併も マイナス金利下で再編模索

 クレディ・スイスと並ぶスイス2大銀行の一角、UBSのウェーバー会長が、クレディ・スイスとの大型合併の実現可能性の調査を始めたことが関係者の話で明らかになった。欧州の金融業界ではマイナス金利下で経営環境が悪化する中、再編機運が高まっている。

 関係者によると、UBSは合併の可能性をコンサルタントらと探っているが、取締役会のレベルで提起されたことはない。将来の戦略的選択肢に関する定期的なシミュレーションの一つだという。合併実現性の調査は、社内の定期的な計画業務の一部で、両行の間で正式な議論は進んでいないという。両行の広報担当者はコメントを拒否した。

 スイスのニュースサイト、インサイド・パラデプラッツは関係者の話として、両行が来年にも合併で合意する可能性があり、ウェーバー会長はスイス当局が合併を認めなければ本拠をドイツのフランクフルトに移すと脅したと報じた。

 欧州の銀行業界はマイナス金利の逆風に加えて新型コロナウイルス感染拡大に伴う打撃から、合理化の圧力にさらされている。スペインのカイシャバンクとバンキアは合併を模索しており、成立すれば国内最大手の銀行となるだけでなく、欧州でも新型コロナの影響が特に深刻なスペインでの業界再編を始動させる可能性がある。(ブルームバーグ Catherine Bosley)

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