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任天堂が経営方針説明会 スイッチ有料会員2600万人超、次世代機は言及せず

 任天堂は16日、経営方針説明会を開催し、同社の主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」のゲームをオンラインでプレイするための有料会員が2600万人、ゲームアプリなどを利用する際に必要なアカウントが2億件を超えたことを明らかにした。新型コロナウイルス禍での巣ごもり需要や、スマートフォン向けゲームアプリのヒットが後押しした。

 スイッチでのオンラインプレーなどに必要な有料会員サービス「ニンテンドースイッチオンライン」は、個人プランで年間2400円の料金がかかるが、今年3月発売で大ヒットしている「あつまれどうぶつの森」をきっかけに会員数が急増した。

 平成27年に導入した「ニンテンドーアカウント」はスイッチやスマホ向けゲームアプリを利用する際に必要で、無料で登録できる。昨年9月配信のゲームアプリ「マリオカート ツアー」のヒットでアカウント数が急増した。

 展開地域は164カ国・地域に及び、経営方針説明会に出席した古川俊太郎社長は「ゲーム専用機ビジネスを展開していない国と地域も含まれ、将来、製品を届けるうえで重要な基盤になりつつある」とした。

 一方、古川社長は次世代ゲーム機の投入時期に関する質問について、「スイッチのライフサイクルはまだ中盤。従来のハード(ゲーム機)のサイクルを越えて成長する基盤が整っており、できるだけ長いサイクルにしたい」と述べるにとどめた。

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