テクノロジー

NHK、火星探査機に8Kカメラ搭載へ

 NHKは、令和6年度に打ち上げをめざす宇宙航空研究開発機構(JAXA)の火星衛星探査機(MMX)にスーパーハイビジョンカメラ2台を搭載し、火星やその衛星を撮影する計画を明らかにした。地球から約3億キロ離れた火星圏での探査の様子を記録し、臨場感ある映像で再現する。

 MMXは6年度に打ち上げられ、火星とその衛星フォボス、ダイモスの観測を行うとともに、フォボスに着陸して表面の砂を採取、地球に持ち帰ることを目指している。NHKはJAXAと共同で、放射線に耐え宇宙環境での撮影が可能な4K、8Kカメラを開発し、MMXに搭載。一定間隔で静止画を撮影し、一部を地球に伝送して探査機の飛行データなどと組み合わせて映像化する。全体の撮影データは地球に帰還するカプセル内のメモリーに記録し、持ち帰る計画だ。

 NHKは平成4年にスペースシャトルからの生中継を行って以降、月周回衛星「かぐや」でのハイビジョン撮影、国際宇宙ステーション(ISS)での4K撮影などJAXAと共同で多くの宇宙の映像を伝えてきた。

 NHKの担当者は「火星への到着は令和7年度の予定。日本の放送の歴史が始まって100年という節目の年に、火星やその衛星の姿を高精細映像で視聴者にお届けしたい」と意気込んでいる。

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