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自社牧場で酪農業務DX化 農業ITベンチャーのファームノート

 農業ITベンチャーのファームノートホールディングス(北海道帯広市)は、道東の中標津町に自社牧場を立ち上げた。牛の生育状況をセンサーで把握、さらに自動搾乳ロボットや糞尿(ふんにょう)処理機械を導入するなど、デジタル技術を駆使することで業務改善につなげるデジタルトランスフォーメーション(DX)を酪農分野で徹底的に追求した。

 牛舎内に多数のカメラを設置したうえ、170頭の牛にそれぞれ首輪状のセンサーを付け、発情や分娩(ぶんべん)などの体調が離れた場所でも把握できるようにした。さらに体形を把握するためのソートゲートを一般的な牛舎の4倍の数を設置した。

 搾乳、繁殖、分娩、育成、治療などの作業が1つの牛舎内で完結できるよう、従業員の動線に工夫を施した。自動搾乳ロボットの導入で、従業員の習熟度にかかわらず、安定した搾乳が可能になる。その結果、同じ規模の牛舎で従業員1人当たりの生産性を3倍に高めた。牧場はファームノートホールディングス子会社のファームノートデーリィプラットフォーム(中標津町)が運営。10月以降は農業関係者の視察も受け入れる。

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