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東京ゲームショウ開幕 コロナ禍で転機迎えるゲーム市場

 世界最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ2020」の一般公開が24日、始まった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、初のオンラインでの開催となった。ゲーム市場ではソニーが11月に投入する「プレイステーション(PS)5」などで家庭用ゲーム機の市場活性化が期待される一方、今春に始まった第5世代(5G)移動通信システムの商用化で、スマートフォンでも本格的なゲームが楽しめるサービスも出ている。コロナ禍を背景にした巣ごもり需要も追い風となる中、ゲーム業界は大きな転機を迎えている。

 オンラインイベントには約400社が出展。公式ホームページ上に各社が番組を開設し、27日まで動画などを配信する。例年は国内外のゲーム関連企業が幕張メッセ(千葉市)に集まり、最新ゲームの体験会などを実施。期間中、約30万人が集まる世界有数のイベントだった。

 様変わりしたイベント同様、今年のゲーム市場自体でも転換点といえる話題がめじろ押しだ。

 平成29年に発売された任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が「あつまれ どうぶつの森」のヒットで、国内の販売台数が累計1500万台を突破。ソニーのPS5には発表と同時に予約が殺到するなど、家庭用ゲーム機の需要が堅調だ。米マイクロソフトも11月に「Xbox(エックスボックス)シリーズX」を投入し、高性能な新型機によってゲームの進化が期待される。

 一方、携帯ゲーム機は退潮気味だ。任天堂は今月、「ニンテンドー3DS」の生産停止を発表。ソニーも携帯ゲーム機の出荷を終えた。代わって存在感を増すのがスマホだ。高速大容量の5Gによって、スマホでも本格的なゲームが楽しめるようになっている。

 日本の携帯大手3社はそれぞれ、ゲームソフトをクラウド上で管理することで、多数のゲームをダウンロードせずに楽しめるクラウドゲームサービスを展開。クラウドゲームは米グーグルなど大手ITも参入しており、急成長が見込まれ、ゲーム市場内での競争が過熱しそうだ。

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