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5G普及へ、エンタメ秋の陣 携帯各社、映像精度・反応速度アピール

 今春に始まった第5世代(5G)移動通信システムの周知やスマートフォンの販売拡大を図ろうと、携帯電話各社が高速大容量の特長を生かした取り組みを広げている。仮想現実(VR)などの技術を活用し、臨場感のあるライブ体験やゲームといったエンターテインメントとの融合を発信。新たな端末の投入が相次ぐ秋の本格商戦に向け、売り込みを強化する。

 NTTドコモは全国のドコモショップ計約100店舗に、5G対応のスマホで遊べる体験コーナーを設置。拡張現実(AR)技術で画面上にキャラクターが浮かび上がったように見えるゲームを楽しんだり、高精細な映像で最大7番組を同時に視聴したりできる。

 ソフトバンクは人気グループ「嵐」を起用し、メンバー5人が歌っている映像をVR技術で処理したコンテンツを配信。同社のスマホのアプリを使い、お気に入りのメンバーだけを選んで見るなどの楽しみ方ができる。市販のVRゴーグルを接続すれば、まるで5人に囲まれているかのような感覚を楽しむこともできる。

 KDDI(au)は、渋谷区や50以上の企業と連携し、ウェブ上にスクランブル交差点などの代表的なスポットを再現した「バーチャル渋谷」を開設。会員登録するとスマホで自身のアバター(分身)を動かして仮想空間の街を移動したり、ウェブ上のライブやアート展示、トークイベントなどに参加したりできる。

 ソフトバンクとauのコンテンツは現行の4Gスマートフォンでも利用できるが、5Gだと映像の精度や反応速度が格段に向上する。ソフトバンクの担当者は「5Gの世界観を感じてほしい」とアピール。5G端末の普及につなげたい考えだ。

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