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水処理ベンチャーのWOTA、独立型手洗い機を銀座に15台設置

 水処理ベンチャーのWOTA(ウォータ、東京都文京区)は25日、独自開発の水循環技術による独立型手洗い機15台を東京・銀座周辺に設置した。地元商工団体や大手企業などとともに任意団体も立ち上げ、新型コロナウイルスの流行が続くなか、多くの人に手洗いの重要性を呼びかける。

 独立型手洗い機「WOSH(ウォッシュ)」は、使用後の水を膜濾過(ろか)、塩素添加、紫外線照射の3段階の処理を施すことで98%以上の水を再生する。水道管を引かなくても電源さえ確保できれば動かせる。

 手洗い場にある細長い穴に、スマートフォン(高機能携帯電話)本体を入れると、本体に付着した雑菌を除去してくれる。そのため、洗った後の手を清潔な状態に保てる。

 立ち上げた任意団体「公衆手洗い推進パートナーシップ」では、企業や団体と連携して、店頭などにこの手洗い機を設置し、身近に手を洗える場所を増やす。

 同日の記者発表会でWOTAの前田瑶介社長は「公衆衛生環境の改善と経済の活性化を両立させていきたい」と話した。この任意団体には、モデルの紗栄子さんが代表理事を務める奉仕活動団体「Think The DAY(シンク・ザ・デイ)」も参加。紗栄子さんは「(感染症予防には)手洗いが費用対効果が高い。この独立型手洗い機が日本中、世界中に広がってほしい」と語った。

 

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