IT

料金引き下げにらみ囲い込み強化 KDDIは「UQモバイル」統合

 KDDI(au)は1日、子会社のUQコミュニケーションズが手掛ける格安スマートフォン事業を統合した。第5世代(5G)移動通信システム対応のサービスを今後の柱に据える「au」と、現行の4Gで手頃な料金帯の「UQモバイル」のブランドはそれぞれ存続するが、一体的な運営により経営を効率化するとともに、利用者の囲い込みを図る。

 事業統合により競争力の強化が進めば、菅義偉首相が掲げる携帯電話料金の引き下げに対応する余力も生まれそうだ。一方で、携帯大手が格安スマホで利用者の囲い込みを強めることで、楽天モバイルなどの事業者に顧客の乗り換えが進まず、政府の思惑通りには大手3社の寡占状態が解消しない可能性もある。

 格安スマホ事業をめぐっては、ソフトバンクも自社の販売店で格安ブランド「ワイモバイル」を取り扱い、他社への流出を防ぐ戦略を取っている。低価格帯のサブブランドを持たないNTTドコモも、NTTによる完全子会社化の動きの中で「慎重に検討して作戦を考えたい」としている。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus