講師のホンネ

縁切りで結ばれる良縁もある 

 京都大原三千院のおみくじは、日本最古のものだそうです。どれぐらい古いかというと1200年前からあるそうです。以前、お参りしたときに引いた「おみくじ」には漢文が書かれていました。解読できず、和尚さんにお願いしたところ、スラスラと訳してくださいました。そして、「凶」について非常に興味深いお話を聞くことができました。(國本ひろみ)

 多くの人がガッカリする「凶」。この字は植木鉢に「メ」が出ている状態です。芽が出ているのに、ほったらかしにしてはダメですよ。水やりしなさいよという意味だと教わりました。おかげで「凶」が悪いという俗説は、和尚さんの言葉で一変し、むしろ「凶」が出るとうれしい気分になりました。

 私は、手相を用いた心理カウンセリングの仕事をしています。例えば、生命線が短い人は短命だという俗説があります。「これは生命線の途切れたところから生き方が変わるというサインですよ」と、お伝えすると、皆さんとても安心をされます。長年の不安も一蹴させるほど、専門家の言葉には説得力があるものです。その責任感を改めて感じます。

 しかし、いくら専門家に言われても、行動の決定権は自分で持ちたいものです。手相を見てほしいという方の中には「結婚がしたい」「仕事がしたい」など、良縁を求める人の他に、「離婚したい」「やめたい」と縁を切りたいと悩む人も大勢います。手相を見れば別れるかどうかの見当はつきますが、そんな時に自分で納得のいく答えを出す方法をお教えします。

 「その人のことが好きか嫌いか」ではなく、「その人といるときの自分が好きかどうか」という自分への質問です。相手に否定されることが多く、気を使い過ぎる状態だと自分らしさは発揮できずにいて「好き」とは程遠い状態と思います。

 「その人といるときの自分が好きかどうか」という基準は、相手の善しあしに関係なく自分に問いかけるため、何よりも確かな答えを得られます。そして、自分にとって真の良縁を見定められます。縁を切ることで新しい縁も結ばれます。手相の線が切れるというのは、そのような意味も持っています。

【プロフィル】國本ひろみ

 くにもと・ひろみ 1963年、大阪府出身。手相心理カウンセラー。親子間の問題を「手相」と「UMIカウンセリング」を用いて解決に導く手法には定評がある。また、「手相を写真に撮って送るだけ」という手軽さも手伝って、その活動は、日本国内にとどまらず海外からも人気を集めている。第10回「全国・講師オーディション」ファイナリスト。

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