現場の風

サーモス パナと食洗機対応ボトル共同開発

 サーモスマーケティング部 商品戦略室企画課・柏原雄樹さん(37)

 --食器洗浄機に対応したボトルを開発した

 「サーモス初の食洗機対応。食洗機は高温で乾燥などを行うので、熱によってボトルの塗装がはげたり、飲み口などが熱で変形したりするため、一般的なボトルは基本的に食洗機での洗浄はNGだった。今回は、飲み口を含む『せんユニット』にガラス材をまぜて変形しにくくし、本体の塗装方法も密着性の高いものに変えることで食洗機対応にした。通常だと商品名が書いてある底の丸いシール部分も刻印にした」

 --開発のきっかけは

 「実態として、ボトルを食洗機に入れてしまっているユーザーはいて、こうしたニーズにメーカーとしてどう対応するか検討していたところに、パナソニックさんからボトルを洗える食洗機を考えているので、対応するボトルができないかという提案をいただいた」

 --開発での苦労は

 「共同開発なので、開発スケジュールの日程が決まっている中、製品化に必要な品質検査などの工程がタイトになったがなんとか間に合わせることができた。もともとどうすれば食洗機対応になるかというような見通しは立っていたので形にできた」

 --新型コロナウイルスの影響はあったか

 「中国工場で製造するので、どのくらい影響があるのかと不安はあったが、中国が早い段階で復旧した。ボトルの市場は小さな子供が使っていた水筒を大人も持つようになり、インバウンド需要もあって広がっている。今後の脱プラスチックの流れもある。新型コロナによってインバウンドがなくなったものの、衛生面からマイボトルを使う人も増えている。(外出自粛に伴う)イエナカ需要というのもあるので、(保温機能のある)タンブラーなども需要が増えている」

【プロフィル】柏原雄樹

 かしはら・ゆうき 関西学院大商卒。2013年10月にサーモス入社。16年4月にマーケティング部商品戦略室企画課第2グループ。20年4月から同第1グループ。大阪府出身。

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