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オリコ 密解消へ週休3日制の導入拡大

 オリエントコーポレーション(オリコ)社長・飯盛徹夫さん(60)

 --みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下のみずほ信託銀行社長を経て、現職就任という珍しい人事だ

 「オリコはみずほ銀行と伊藤忠商事が大株主の上場企業だ。みずほ傘下企業の社長とは異なり、株主らステークホルダーに対して企業価値を向上させて利益還元を図ることが仕事となる。オリコに求められているのは変化への対応。前例などを気にしない経営手腕を期待された人事だと認識しており、新型コロナウイルスの影響による変化にもスピード感をもって対応していきたい」

 --足元ではコロナへの対応が大きな課題だ

 「消費者が現金を触りたがらなくなっており、当社の非接触決済ができるクレジットカードの機能が生かせる。キャッシュレス決済やネット通販が伸びるし、『コト消費』が減る一方で、自分の価値を高める学びなどへの投資は伸びると想定している。成長事業であるカード・融資事業、決済・保証事業の強みを生かすため、競合他社とのコラボレーションも活用し、目標である2022年3月期の連結経常利益350億円以上を達成する」

 --キャッシュレス市場は競争が厳しい

 「当社の強みは、信販会社としての高い審査能力と債権の回収能力だ。2018年8月に稼働した新たな基幹システムの活用により、事業のパフォーマンスをかなり高められる。ここは大きな差だと思っている」

 --コロナを想定した働き方改革も進めている

 「新しいビジネスモデルを作る上で、コロナ後も職場での密を解消するため、本社社員の5割を在宅勤務とするほか、審査業務などを行う事務センターで週休3日制の導入を拡大する。経営者、管理者、従業員それぞれが職務内容や業務評価の在り方を決めていくことも含め、改善していく。デジタル技術の活用、ペーパーレス化も進めて経費削減と業務効率化を図るつもりだ」

【プロフィル】飯盛徹夫

 いいもり・てつお 慶大経卒。1984年富士銀行(現みずほ銀行)入行。2013年みずほフィナンシャルグループ常務、17年みずほ信託銀行社長。20年4月から現職。東京都出身。

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