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振動で危険知らせて「魔の7歳」守る ホンダが車技術活用の小型端末開発へ

 ホンダは、見通しの悪い危険な交差点や背後から接近する車を振動で知らせる小型端末「Ropot(ロポット)」の商品化に向けて開発を進めている。自動車開発で培った技術を活用して、通学路での子供の安全を守る。

 ロポットは大人の拳ほどの大きさで、ランドセルの肩ひもに取り付けて、肩の上に載せるようにして使う。LEDライトで笑っているような表情をつくるなど、子供が持ち歩きたくなるデザインにこだわった。色はホンダを象徴する赤をあしらった。

 左右に注意して渡る必要のある交差点や、死角の多い曲がり角などを事前にアプリで登録すると、さしかかった場面で振動し注意を促す。立ち止まって安全確認できたかどうかを判定し、親子で振り返ることもできる。後方から接近する車両や自転車を検知し、震えて危険を知らせる機能も備える。前方の車との距離や速度差を検知し、前を走る車と一定の間隔を保って走る安全機能に使われるミリ波レーダーを活用した。

 歩行中の交通事故の死傷者は年齢別で7歳が最多で「魔の7歳」と言われる。担当した本田技術研究所のエンジニア、桐生大輔さん(42)の長男が小学校入学を控えていたことが開発のきっかけとなった。「通学路での子供の安全を心配する親は多い。親の指導だけでは足りない部分をロポットで支援できれば」と話す。

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