金融

京都銀が洛外進出で「出城」展開 周辺地銀、高まる警戒感 (2/2ページ)

 「つぶし合い」懸念

 一方、迎え撃つ側の地銀各行は、低金利で収益が悪化したことを受け、店舗網の見直しを迫られている。

 滋賀銀行は昨年11月、約130の店舗網を4分の3程度に集約すると発表。関西みらい銀行も、同じりそなグループのりそな、みなと両行との店舗共同化を急ぐ。南都銀行(奈良県)も店舗網縮小を進めている。

 地銀を取り巻く環境が厳しいだけに、関西地銀関係者は京都銀行の侵攻を「つぶし合いになる」と批判。兵庫県が地盤のみなと銀行幹部は「低金利を武器にしてくるのは間違いない」と指摘。関西みらい銀行幹部は「取引先のメインバンク(の地位)だけは絶対に譲るなと行内で指示している」と明かす。

 金融庁や日銀関係者も低金利での営業は「あくまで各行の戦略」としつつ、「好戦的な地銀」という見方を持っており、京都銀行の動向を注視する。

 新型コロナウイルスの感染拡大による経済停滞などを受け、京都銀行の店舗拡大の勢いにはブレーキがかかっているが、今回の法人オフィスは他行幹部から「参考にしたい店舗方式」と評価する声もある。地銀への再編圧力が高まっている状況だけに、業界の注目が京都銀行に集まっている。(岡本祐大)

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