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中国、35年にガソリン車販売停止 日系各社生き残りに試練

 中国で2035年までに一般的なガソリン車の販売ができなくなる方向となった。ハイブリッド車(HV)に置き換え、電気自動車(EV)などの比率も大幅に高める。世界最大の自動車市場が国を挙げて電動化を徹底した。英国やフランス、米カリフォルニア州でも同様の動きが出ており、環境技術で先行する日系メーカーも激しい開発競争にさらされそうだ。

 中国自動車エンジニアリング学会が28日までに、今後の自動車製造の方向性を示すスケジュールを発表した。同会は工業情報省の指導を受けている。

 35年までに「伝統的な動力に占めるHVの割合を100%にする」と明記した。EVやプラグインハイブリッド車(PHV)、水素で走る燃料電池車(FCV)といった「新エネルギー車」が全体の50%を占めるとした。FCVの台数は35年に100万台にすると高い目標を掲げた。

 習近平国家主席が二酸化炭素(CO2)の排出量を60年までにゼロにすると表明したことを受け「自動車業界としても低炭素化の目標を定めた」(学会幹部)という。

 トヨタ自動車は中国でのHVの販売が累計100万台に達したと発表したばかり。FCVも「MIRAI(ミライ)」を商品化している。

 ホンダや日産自動車は今月まで開かれた北京国際モーターショーで、EVの拡大戦略を発表している。

 日本政府はこれまで、新車販売に占めるEVやFCVなど「次世代自動車」の比率を30年に50~70%まで引き上げる目標を掲げてきた。ガソリン車の全廃目標は現時点では打ち出していない。 (北京 共同)

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