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5G活用の変電所巡視ロボ 中部電とKDDIが検証実験

 中部電力とKDDIは29日までに、第5世代(5G)移動通信システムを活用して遠隔で変電所を監視し、無人巡視ロボットを操作する検証実験を報道陣に公開した。災害時に現場の情報を迅速に収集でき、効率的な設備復旧につなげるのが狙い。

 実験は地震や台風などで変電所に異変が生じた場合を想定した。高精細な映像を遅延なく大容量送信できる5Gの利点を生かし、巡視ロボットからのリアルタイム映像を確認。現場に向かう人数を適正にしたり、必要な物資や資材を前もって把握したりできるという。

 報道陣に公開したロボットは全長約90センチ、幅約50センチ、高さ約80センチ。幅の太いタイヤが合計6つ付いており、変電所の砂利道や足場の悪い現場なども走行可能だ。上部にはカメラが付いたアームを備えており、人の目線と同じ高さでメーターなどの映像を撮影。従来は人が行っていたガスや油漏れのチェックができる。

 中部電力技術開発本部の滝本隆研究副主査は「5Gを使えば、現地に行くコストや時間を削減できる上、安定した映像を瞬時に低遅延で送れる。可能性が広がる実験だ」と期待感を示した。

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