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日立が新たな認証技術開発 複数の生体情報で確度上昇

 日立製作所は29日、指の静脈や顔、目の虹彩など複数の情報で生体認証する技術を開発し、30日から企業向けに販売を始めると発表した。一つの生体情報に限定せず、複数の認証方法を提供することで利用者や導入店舗の利便性を高める。独自の認証基盤で生体情報を復元不可能な形で管理し、第三者によるなりすましを防止する。

 横浜市戸塚区の同社横浜事業所内のカフェで29日、認証技術を活用したキャッシュレス決済の取り組みを公開。利用者の指静脈とクレジットカードを事前登録することで、手ぶらで買い物できるようにした。

 クラウド上で利用者の生体情報を暗号化し、一括管理するため、登録した店舗に限らず、系列の他店での利用も可能になるという。コンビニやスーパーでのキャッシュレス決済、スポーツジムでの入退室の管理など幅広い利用を想定している。

 認証する際に生体情報は店舗側のシステム内に保存されず、仮に利用者関連の情報が漏洩(ろうえい)しても復元できない仕組みとなっている。

 生体認証をめぐっては、NECがマスクを着用したまま本人確認できるよう顔認証技術を改善するなど、新型コロナウイルス感染症の流行を背景に各社の開発が進んでいる。

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