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ニトリ、島忠に1株5500円でTOB DCMに対抗

 家具・日用品大手のニトリホールディングス(HD)は29日、ホームセンターの島忠に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。島忠の完全子会社化を目指す。買収金額は約2142億円の見込み。ホームセンターのDCMホールディングスが島忠の完全子会社化に向けて友好的なTOBを実施している中で対抗する異例の展開となった。ニトリの買い付け価格は1株5500円で、DCMを1300円上回る。

 島忠はDCMのTOBに賛同する意向を既に表明しているが、どちらの買収提案が企業価値の向上にふさわしいか、改めて判断するかどうかも注目される。

 ニトリHDの似鳥昭雄会長は29日、東京都内で記者会見を開き、島忠へのTOBについて、「島忠の店舗を全国展開することで、島忠の売り上げ拡大に貢献できる」と強調。11月中旬の買い付け開始を目指すとし、「これから島忠の首脳陣と直接会話して受け入れてもらえるよう最大限の努力をしていきたい」と述べた。

 島忠は首都圏に約60店舗を構え、家具販売に強みがある。ニトリとDCMにとって、島忠を買収できれば、店舗網や顧客層の拡充のほか、プライベートブランド(PB)商品の開発強化などにつながる。

 DCMによるTOB期間は11月16日まで。29日の東京株式市場で島忠株の終値は5060円と、DCMの買い付け価格の4200円を上回っている。ニトリのTOB表明もあり、株主から応募を得るには買い付け価格の引き上げが欠かせず、対応が焦点となる。

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