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ウォルマート、西友売却 米ファンドに、楽天も出資 デジタル戦略強化へ

 米流通大手ウォルマートは16日、国内スーパー大手西友(東京)の過半数の株式を米投資ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に売却することで合意したと発表した。西友とネットスーパーを展開する楽天側も資本参加する。新型コロナウイルスの流行で電子商取引(EC)の需要が高まっており、デジタル戦略を強化する。

 西友の株式をKKRが65%取得する。楽天は小売業のデジタル化推進を支援する「楽天DXソリューション」を来年1月に設立し、新会社が20%を取得する。ウォルマートが15%を継続保有する。株式取得は令和3年第1四半期に完了するとしている。

 楽天とウォルマートは2018年、ネットスーパー事業などで提携。西友の店舗や楽天の物流センターから、利用者の自宅に食料品や日用品を配送している。

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