メーカー

川崎重工が原子力撤退、来年4月事業売却 水素エネ注力 

 川崎重工業は24日、原子力事業を原発施設のメンテナンスなどを手掛けるアトックス(東京)に売却すると発表した。競争力の低い事業から撤退し、今後は成長が見込める水素エネルギー関連事業に注力する。来年4月1日付で、譲渡金額は非公表。業績への影響はないとしている。

 川崎重工は1969年に原子力事業に参入し、約半世紀にわたり関連機器を原発メーカーに納めてきた。機器は国内初の商用原発の東海発電所(茨城県)や北陸電力の志賀原発(石川県志賀町)などで使われた実績がある。原子力事業の売上高は非公表で、従業員約20人は配置転換で対応するとしている。

 川崎重工は世界初の液化水素運搬船を建造するなど、次世代エネルギーとして注目を集める水素を成長分野と位置付けている。収益改善のため構造改革も進めており、今月2日には二輪車事業や新幹線などの車両事業を来年10月に分社化すると発表した。

 今後は成長分野に経営資源を集中させる。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus