金融

東京株、29年半ぶりの高値

 24日の東京株式市場の日経平均株価は大幅反発した。終値は前週末比638円22銭高の2万6165円59銭。29年半ぶりの高値水準で、バブル経済崩壊後の最高値を更新した。トランプ米大統領が民主党のバイデン次期大統領への引き継ぎ開始を容認し、政権移行手続きが正式に始まったことで安心感が広がった。新型コロナウイルスのワクチン開発進展への期待も株価を押し上げた。

 株価高騰は、世界的な金融緩和で供給された大量の資金が支えている面があり、景気実感にそぐわない動きが一段と鮮明になった。

 値上がりは4営業日ぶりで、終値は1991年5月10日(2万6274円)以来の高値を付けた。上昇幅は今年6月16日(1051円)以来の大きさ。

 23日の米国市場がワクチン開発への楽観的な見方などから上昇した流れを引き継いで幅広い銘柄が買われた。平均株価の上げ幅は700円を超える場面もあった。

 米財務長官に政策手腕への市場の評価が高いイエレン前連邦準備制度理事会(FRB)議長が起用されるとの報道も、米経済回復への期待を強めた。外国為替市場で円安ドル高が進み、1ドル=104円台半ばで推移したことも好感された。

 ただ、新型コロナの感染拡大は続き、政府は観光支援事業「Go To トラベル」の一部制限を発表した。市場では「今後の経済統計などで感染拡大の影響が確認されれば株価の重しになりやすい」(大手証券)との声が出ていた。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus