テクノロジー

中大発ベンチャーソラリスが電源不要の上腕アシスト装置 農作業等の負担軽減

 中央大学発ベンチャーのソラリス(東京都文京区)が、電源不要の上腕アシスト装置を開発、販売を始めた。ばねの力を活用して、両腕を持ち上げることにより、果樹の収穫など農作業の負担を軽減する。

 「TasKi(タスキ)」と名が付いたこの装置は、羽織った後に腰と胸の部分をベルトで固定する。目線よりも高い場所から物を取ろうとするとき、片腕を上げたときにかかる重力を、ばねの力で支える。これにより、1キロ程度の重力を相殺できるため、腕を上げたままの姿勢が楽になる。

 従来のロボットスーツは空気圧による人工筋肉やモーターを使うケースがほとんどだが、タスキはばねを活用することで電源を外した。また機構を簡素化して、本体価格を11万5000円(税別)に抑えた。

 販売に先立ち、農業や建設現場などで使ってもらったところ、「体への負担が非常に小さくなったなどの声が寄せられた」(山田泰之取締役)という。

 ソラリスは、2017年9月に中大発の最初のベンチャー企業として設立された。社長の中村太郎氏は中大理工学部の教授として、動物の動きを模した「生物型ソフトロボット」の研究開発に取り組んでいることでも知られる。

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