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シンガポールのネット企業シー、売上高倍増も株価急落 ECへの過大な期待象徴

 シンガポールのインターネット企業シーの7~9月期(第3四半期)決算は売上高が倍増したものの、市場の期待には届かず株価が急落した。電子商取引(EC)市場への過大な期待を象徴する動きだ。

 同社は東南アジアの企業としては時価総額最大。7~9月期の売上高は12億ドル(約1250億円)と倍増し、主要2事業の年間見通しを引き上げた。だが、最終損失も4億1990万ドルと倍になり、ECの流通総額(GMV)の前四半期比の伸び率は16%と、4~6月期(第2四半期)の29%から低下した。

 シーの米国預託証券(ADR)は決算を発表した17日の取引を4.3%安で終えたが、年初来の上昇率は300%を上回っている。

 テリマーの消費者セクター株式調査責任者、ニルグナン・ティルチェルバム氏は「期待外れの決算結果だ。EC分野の高成長に対する市場の大きな期待が見当外れであることを示唆している」と述べた。

 シーは2017年の新規株式公開(IPO)以降、株式市場でセンセーションを巻き起こしている。まだ赤字企業だが東南アジアにおけるEC・ゲーム分野のリーダーになれるとの期待から、株価は急騰。19年初めから約1400%値上がりし、時価総額は800億ドルを突破した。(ブルームバーグ Yoolim Lee)

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