現場の風

デベロップジャパン 業界初のライブ物件案内サービス開発

 デベロップジャパン アカウント コンサルティング部長・近内寛明さんに聞く

 --新築マンションのオンライン見学システムなどを手掛けている

 「コロナ禍でマンションのモデルルームに見学にいけないという声が多かった。そこでモデルルームと見学希望者をオンラインで結び、スマートフォンやPC越しに現地見学できる業界初のライブ物件案内サービス『Air-DAM』を開発した。当社は長谷工グループの一員だが、7月から他社にも月額5万円で提供を始めた」

 --テレビ会議システムとの違いは

 「テレビ会議だと顧客はパソコンの前に座り、対面接客で説明を受ける形になる。Air-DAMでは、現場にいる担当者が手振れ防止機能付きのジンバル(ハンディ型回転台)にスマホをつけて撮影しながら、顧客の注文に応えて動き、説明をリアルタイムに展開できる。遠隔地にいる両親とも結び、意見を聞くことも可能だ」

 --購入・成約までに見学が必要な業態は多い

 「自動車販売や結婚式場などがそうで、エリアビジネスと呼ばれる業態だ。広告宣伝はじめ顧客開拓業務においてデジタルトランスフォーメーション(DX)化が遅れている分野だと思う。従来はチラシを配ったり、ポータルサイトやバナー広告を駆使して顧客を開拓してきたが、広告効果の定量評価などができていなかった。当社は過去に携わったマンション事業に基づくエリア分析能力がある。これとオンライン見学などで培ったノウハウを生かし、提案型ビジネス『DAM(Degital Area Marketing)ソリューション』として事業展開を図る。幅広い業種のDX化を支援したい」

 --DXの行きつく未来は

 「マンションなど一生の買い物は、契約まですべてオンラインで完結するようにはならないと思う。デジタルとアナログの融合をどこに求めるか、見極めが重要だ」

【プロフィル】近内寛明 こんない・ひろあき リクルートライフスタイルを経て2017年入社、2018年1月から現職。栃木県出身。

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