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JR東、非接触操作・体温計測も実験 AIが駅周辺の情報を案内

 JR東日本は1日、人工知能(AI)を搭載したパネルを駅に設置し、周辺の観光スポットや乗り換え情報を案内する実証実験を始めた。池袋駅や新宿駅、海浜幕張駅など東京都と千葉県の6駅に計30台設置。少子高齢化などに伴う将来的な人手不足に備える狙いがある。来年1月末まで。パネルは新型コロナウイルス対策として、画面に触れず、話し掛けたり手を近づけたりすることで操作できる。日、英、中、韓の4カ国語に対応し、自動で体温を測れる機種もある。

 品川駅のコンコースに置かれたパネルは、画面から数センチ離して指を動かしても反応。乗り換え案内ではマスク越しに「風合瀬駅」(青森県深浦町)など難しい駅名を言ってもきちんと漢字変換し、行き方を示した。パネルで飲食店を調べた東京都港区の中島文子さん(78)は「高齢の私でも使えた。触らなくて済むので安心だ」と笑顔だった。

 JR東は駅員の定型的な業務をAIやロボットに置き換える試験を続けている。高輪ゲートウェイ駅では12月中旬から改札にパネルを置いてAIが基本的な乗客対応を担い、駅員が遠隔で補助する実験も始める。

 JR東データストラテジー部門の佐藤勲部長は「さまざまな人に使ってもらうことでAIを進化させ、駅員は人にしかできないサービスに集中するという仕組みを作りたい」と話した。

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