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富士山登山鉄道、静岡知事「学術委説得を」 山梨の手続き不十分と指摘

 富士山の山梨側の麓と5合目を結ぶ富士山登山鉄道構想をめぐり、開業初年度から単年度黒字になるとした山梨県の検討会の構想素案について、静岡県の川勝平太知事は4日、産経新聞の取材に対し「(登山鉄道が)可能性のある選択肢と分かった」とした上で、実現に必要な手続きが不十分との認識を示した。

 登山鉄道をめぐっては、両県などでつくる富士山世界文化遺産協議会の学術委員会(委員長・遠山敦子元文部科学相)が10月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)が定める「遺産影響評価」の実施を求めている。

 川勝氏は「登山鉄道の魅力は知っている。自動車よりは絶対いい」としながらも、「手続きが十分に踏まれているとは、静岡県では考えられていない。学術委を説得したとは到底思えない」と述べた。

 山梨県の長崎幸太郎知事が基本構想がまとまる来年2月以降にパリのユネスコ本部を訪れて構想を説明する意向を示していることに関し、川勝氏は「学術委を通さなければならない」と慎重な対応を求めた。

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