ロボットベンチャーのGROOVE X(グルーブエックス、東京都中央区)は9日、SOMPOホールディングス、日立グローバルライフソリューションズ(GLS、同港区)と資本業務提携したと発表した。GROOVE Xは両社から総額18億円を調達。家族型コミュニケーションロボットを活用した介護領域での新サービスの開発などに共同で取り組む。
SOMPOホールディングス子会社が運営している介護施設に、GROOVE Xの家族型コミュニケーションロボット「LOVOT(ラボット)」を導入。高齢者の生活支援や認知症ケアを対象にした新サービスの開発に取り組む。
日立GLSとは、LOVOTを通じて、IoT(モノのインターネット)に対応したコネクテッド家電の操作が可能になるソリューション(課題の解決策)の構築を目指す。
GROOVE Xは平成27年11月に設立。30年12月にLOVOTを発売。百貨店などでも販売している。最近は介護施設や教育現場での活用が広がっている。