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エム・エス・シー ゲーム市場でのイヤホン需要に照準

 エム・エス・シー社長・宗廣宗三さんに聞く

 --パソコン用周辺機器の受注状況は

 「コロナ禍によるテレワーク(在宅勤務)ニーズの増大により、特にロジクールブランドのパソコン用マウスやキーボード、ウェブカメラの販売が家電量販店やパソコン専門店、オフィス向けともに好調で、同部門の売上高は前年同期比約40%増で推移している」

 --ドローン世界最大手DJIの製品も販売している

 「『トイドローン』と呼ばれる重量200グラム未満の小型機種の販売が個人向けを中心に好調だ。産業用は屋根や外壁の点検用として、塗装業者や瓦職人など建築向けが伸びている。同じDJI製品では、スマートフォン用手振れ防止装置『ジンバル』や、手振れや傾きを低減し滑らかな映像が撮れる小型のジンバル一体型カメラも好評だ。DJI製品の11月売上高は単月で過去最高だ」

 --注力事業は

 「自社ブランド製品の育成に取り組んでいる。2017年に立ち上げたワイヤレスイヤホン『M-SOUNDS(エムサウンズ)』の販売は堅調だが、競争が激化している。ゲームの腕を競う『eスポーツ』や携帯型ゲーム機向けに特化した新ブランド『M-GAMING(エムゲイミング)』を来年早々に立ち上げ、ゲーム市場でのワイヤレスイヤホン需要を取り込みたい。また、自然災害が頻発する中、持ち運び可能な大容量バッテリーの販売にも注力。環境性能に優れ、長寿命な次世代型バッテリーの開発も進めている」

 --今後の抱負を

 「自社ブランドの育成など新たな事業展開を加速させ、23年3月期に単体で売上高100億円(20年3月期は71億円)を目指す。ただ、やみくもに数字を追うことはせず、近江商人の『三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)』の精神で事業展開していく」

【プロフィル】宗廣宗三 むねひろ・しゅうぞう 京都工芸繊維大卒。1984年コンピューターと周辺機器の卸売会社「エム・エス・シー」を設立し社長に就任。岐阜県出身。

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