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回転ずし2強、非接触対応強化で勝ち組 スシローとくら寿司が都心へ出店攻勢 (2/2ページ)

 民間調査会社の富士経済(東京)は、20年の回転ずし市場が前年比約1.3%増の6790億円と見込む。

 好調な業績を受け、回転ずし各社で出店攻勢をかける動きも出始めた。目立つのが都心部への出店だ。スシローは年間約30店舗、くら寿司は25~30店舗の新規出店を計画。両社とも、2割程度は都心部への出店だ。

 都心部への出店ラッシュの背景には、居酒屋などの閉店が続き、テナントに空きが出ていることがある。くら寿司の田中邦彦社長は「これまで都市部では見つからなかった広さの物件が出始めている」と攻勢を強める構えだ。都市部の店舗で、サラリーマンや若者など居酒屋やファミリーレストランの顧客層も取り込む狙いがある。

 市場は飽和状態と指摘されながら、IT化や新規メニュー導入などで成長を続ける回転ずし業界。いちよし経済研究所の鮫島誠一郎・首席研究員は「成長は今後も続く」とし「(ランチ営業を終え、ディナータイムへ移行するまでの)アイドルタイム利用をいかに伸ばせるかだ」と指摘する。

 賃料や人件費負担がかさむ都心部では稼働率を高める必要があり「(アイドルタイム利用には)デザートやコーヒーを組み合わせた商品力の強化など、カフェの需要をどう取り込むかが鍵」としている。(田村慶子)

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