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コンテストでIT逸材発掘 実践型採用期待、競技プログラミングに企業注目 (1/2ページ)

 社会が抱えるさまざまな課題を解決するコンピュータープログラム作成の腕を競うコンテスト「競技プログラミング」に、IT人材獲得を目指す日本企業が熱視線を注いでいる。世界三大大会の一つは日本のベンチャー企業が運営しており、初心者から世界トップレベルの実力者まで各国のプログラマーが集まる。日本で大規模な不足が懸念される優秀なIT人材の登竜門になりつつある。

 ◆世界中から参加

 「ドライバーの宅配ルートをどう効率化するか」。ヤマト運輸が2019年8月に日本のコンテスト「AtCoder(アットコーダー)」で出した問題だ。世界のプログラマー約2000人がオンラインで参加。入賞者に計約100万円の賞金が支払われ、参加者が宅配効率化のため考案したアルゴリズム(計算手法)を使ったプログラムがヤマト運輸に提供された。

 ヤマト運輸の担当者は「数理科学を宅配に使っていることが認知され、有力な就職先として興味を持ってもらえた」。協賛企業には、日立製作所や鹿島など大手企業がずらりと並ぶ。各企業がデジタル化を急ぐ中、技術力の高い実践型人材の採用につなげたいとの期待があるようだ。

 アットコーダーを運営する同名会社(東京)を12年に設立した高橋直大社長(32)は、自身も国際的コンテストで3位入賞経験がある。「競技プログラムが楽しくて、ずっとやりたいと思った」のが起業の理由という。

 アットコーダーの参加登録者は20万人を突破。半数近くを外国人が占め、各国代表が数理情報科学の能力を競う国際情報オリンピックで金メダルを獲得した者もいる。年に100回近く開催される競技では、参加者が提出したプログラムをコンピューターが自動採点。格付けを競う仕組みだ。

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