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米見本市「CES」、パナはテレビのAI最適化 韓国勢は機能で躍進

 初めてのオンライン開催となった世界最大級の家電IT見本市「CES」で、参加企業は14日までに新型テレビを相次ぎ発表した。韓国勢を中心に機能面の進化が目立ち、次世代ディスプレーも登場した。日本からはパナソニックやソニーが参加した。

 「何かトレーニングメニューを」。女性がテレビに呼び掛けると、この女性を撮影している動画と、トレーナーの姿が2分割された画面に現れた。女性はトレーナーとストレッチを開始。同じ姿勢になっているかどうかはシステムが即座に分析する。「その調子」「素晴らしい」などとコメントも画面に表示された。こうしたフィットネス機能を、韓国サムスン電子は2021年のテレビに搭載すると発表した。

 韓国LGディスプレーは、飲食店などで仕切りに使える透明な有機ELパネルを披露。このパネルで注文したメニューを確認したり、料理が来るまで映画を楽しんだりできる。新型コロナウイルス流行に伴う飛沫(ひまつ)対策としての需要も狙う。

 日本勢では、パナソニックが人工知能(AI)で画質と音を最適化する有機ELテレビを紹介。ソニーは高画質、高音質の新型テレビ「BRAVIA(ブラビア)XR」を発表した。

 ディスプレー関連の技術で、サムスンは微細化した発光ダイオード(LED)を敷き詰めた「マイクロLED」を採用したテレビを発表した。明るさが売りの次世代のディスプレーだが「生産コストが高すぎるため業務用が中心だ。富裕層向けの超高級テレビとして成立するにしてもまだ時間がかかる」(米調査会社DSCCの田村喜男アジア代表)との指摘もある。

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