オリジナル結婚式のＣＲＡＺＹ（クレイジー、東京都渋谷区）は、オンライン結婚式サービスの提供を始めた。新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、関東地方などで国による２回目の緊急事態宣言が出される中、オンライン形式でカップルの大切な門出を演出する。
「コングラッツ」と名付けられたこのサービスは、動画配信サイトやビデオ通話ツールなどを活用した結婚式。対面による参列者がいない完全オンライン形式の場合、消費税別で最低３０万円から式を挙げられる。
料金には、配信形式や場所の提案、スイッチャーやミキサーなどの配信機材使用料、そして通常の結婚式と同様の演出打ち合わせや台本制作、式当日までの準備、当日の運営費などが含まれている。
配信機材を使わずにパソコンのみでの配信、さらに限られた人数の参列者を交えた式のプランにも応じる。料理の宅配や司会者、ヘアメークの手配などもオプション（別売り）で用意する。同社は、昨春の１回目の緊急事態宣言を受け、オンライン結婚式を３０組限定で販売したところ、「体の不自由な人や高齢者でも気軽に参列できると喜ばれた」（森山和彦社長）ことから、本格的にサービスを提供することにした。
