テクノロジー

廃校のプールで太陽光発電 鹿児島・南さつま市の「エルム」が開発

 鹿児島県南さつま市のシステム開発会社「エルム」が、同市にある廃校のプールの水を機器の冷却に活用する太陽光発電システムを開発した。同社によると、廃校のプールでの水冷は例が無く、各地での普及を目指す。

 廃校の利用では、プールを持てあますことが多いという。一方、太陽光パネルは直射日光による過熱で変換効率が落ち、発電量が減る。そこで同社はプールに浮かべたフロート上にパネルを設置してプールの水を冷却用に利用し、更衣室を変換機器の収納に転用することで低コスト化を実現した。

 今回の廃校では25メートルと6メートルの二つのプールを使い160枚のパネルを設置。エルムの宮原隆和社長は「廃校のプールは使い道が無い。地域の発電所の役割を担ってほしい」と話す。

 年間発電量は約6万1000キロワット時を見込み、九州電力に販売。将来的には蓄電池を設け、災害時などの活用を検討する。

 エルムは鹿児島県や岡山県の15カ所で導入を計画している。

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