金融

楽天カード取扱高11兆円 国内初、コロナで通販伸び

 クレジットカード大手の楽天カードで2020年に買い物に使われた金額が、11兆円に達したことが27日、分かった。楽天は取扱高が業界首位で、年間10兆円の大台を超えたのは国内初とみられる。新型コロナウイルス流行で消費が低迷する中、外出を控えて通販を使う「巣ごもり需要」が利用を伸ばした。

 取扱高は前年から20%超増えた。新型コロナの影響で旅行関連や百貨店での利用が低迷したが、通販などの電子商取引(EC)に加え、食料品や日用品といった日常の買い物での利用が増えた。

 楽天はグループ内に通販サイト「楽天市場」を抱えるのが強み。サイトでの買い物に大量のポイントを付け、集客とカードの利用増につなげている。カード会員数は2100万人を超えた。

 経済産業省によると、19年のカードでの買い物取扱高は約63兆円。コロナ禍が響いた20年は3月から7カ月連続で前年割れし、近く公表される年間の総額も減少に転じる可能性がある。コロナ禍の影響は宿泊や外食など一部産業に偏りが大きく、会員の利用特性によってカードの明暗が分かれそうだ。

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