テクノロジー

JAXA、AIで滑走路の積雪を即時把握 福井空港で世界初の実証実験 

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、福井県坂井市の福井空港で、人工知能(AI)を活用して滑走路の積雪状況をリアルタイムで把握する世界初のモニタリングシステム実証実験に乗り出した。

 空港では通常、積雪時に人が滑走路の雪の状況を確認している。今回のシステムによって離着陸や除雪の判断がスムーズになり、遅延や欠航を減らす効果が期待される。2020年度と21年度の冬季に計測の精度を検証し、25年度に空港での実用化を目指す。

 実験のために設置されたセンサーは縦横各25センチ、高さ37センチの箱形。本来は滑走路に埋設するが、今冬は近くの芝生の上に設置した。波長が異なる3種類のレーザー光を雪に照射し、光の散乱具合からAIが厚みや水分量、粒の大きさなどを判定する仕組み。

 今月3日から福井空港の事務所内でセンサーのデータを取得、3月までAIの学習や性能確認を行う。

 12年からJAXAがシステム研究を始め、産学官で共同開発を進めていた。来冬は滑走路脇の地中にセンサーを埋設するほか、雪質が異なる北海道内の空港でも同様の実証実験をする予定。

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