サービス

好決算アリババに迫る、中国当局「圧力の壁」

 中国の電子商取引(EC)最大手アリババグループが発表した2020年10~12月期決算は、売上高が前年同期比37%増の2210億元(約3兆6000億円)となり、四半期として過去最高となった。11月のセールで取引額が大幅に増加したことが寄与した。

 新型コロナウイルスによる「巣ごもり需要」を背景に業績は拡大傾向だ。ただ、中国当局はアリババなどネット企業の独占規制を強化しており、今後の経営課題となる。

 本業のもうけを示す営業利益は24%増の490億元だった。

 アリババは11月11日の「独身の日」にネット通販各社が行うセールで、累計取引額が4982億元を記録。過去最高だった前年の2684億元を大きく上回った。

 ただ同時期から習近平指導部はネット企業への干渉を強めるようになっている。アリババ子会社アント・グループの新規上場が当局の指導で延期となった。このほか、11月のセールでアリババの通販サイトが価格法に違反したとして罰金を科した。

 アリババの張勇会長は、当局が進める独占規制関連の調査について「積極的に協力し、消費者利益の保護などで社会的責任を果たす」と述べた。アント上場に関しては「不確実性が大きい」と認め「グループにとって大きな試練だが、自らを高める機会としたい」と語った。(北京、上海 共同)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus