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中国の火星探査機、5月にも軟着陸へ 国威発揚狙う

 【北京=三塚聖平】中国は、成功すれば米国に次いで2カ国目となる火星への軟着陸と表面探査を目指す。10日には探査機「天問1号」が火星の周回軌道入りに成功し、5~6月の軟着陸を計画。習近平指導部は「宇宙強国」を目標に掲げており、7月の中国共産党創立100年を前に火星探査を成功させ国威発揚につなげる考えとみられる。

 国営新華社通信によると、火星への軟着陸に成功すれば、3カ月以上にわたって探査車で地形や地質などを調べる。ただ、減速が難しく、軟着陸の成功は容易ではないとされる。

 地球と火星が接近するタイミングを狙い、昨年7月に中国南部の海南省の発射場から国産運搬ロケットで打ち上げた。中国は、2011年にも火星探査衛星をロシアのロケットで打ち上げたが、予定した軌道に乗らず失敗に終わっている。

 中国は宇宙開発を加速させている。昨年12月には無人月面探査機「嫦娥(じょうが)5号」が帰還し、月面の土壌サンプル回収に成功。米国と旧ソ連に次いで3カ国目、44年ぶりの成功だった。

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