金融

東証社長に大阪取引所の山道社長、システムトラブルへの対応急ぐ

 日本取引所グループ(JPX)は22日、傘下の東京証券取引所社長に4月1日付で大阪取引所社長の山道(やまじ)裕己氏(65)を充てる人事を発表した。東証にとっては、昨年10月に起きた大規模なシステム障害の再発防止や、来年に行う東証1部など現在の4市場を3市場に集約する市場再編が大きな課題となる。国内外での豊富な業務経験を持つ山道氏をトップに据え、課題対応へ組織改革を急ぐ。

 22日に会見したJPXの清田瞭(あきら)最高経営責任者(CEO、75)は、山道氏を「能力や実績は申し分ない」と評価。その上で「(多様なトラブルに対応できる)レジリエント(柔軟)な体制を作ってもらいたい」と注文を付けた。

 また、後任の大阪取引所社長にはJPX傘下の日本証券クリアリング機構の岩永守幸取締役副社長執行役員(59)が就く。

 東証のシステム障害をめぐっては、当時社長だった宮原幸一郎氏(63)が昨年11月末で引責辞任し、今はJPXの清田CEOが東証社長を兼務している。

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 山道裕己氏(やまじ・ひろみ)京大卒。昭和52年野村証券(現野村ホールディングス)入社。平成19年専務執行役。25年から大阪証券取引所(現大阪取引所)社長。令和2年から日本取引所グループ最高執行責任者(COO)。広島県出身。65歳。

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