テクノロジー

TBM、宮城・多賀城の新工場完成 紙代替の新素材を4月から生産

 素材開発ベンチャーのTBM(東京都中央区)が宮城県多賀城市で建設を進めていた新工場が完成した。石灰石を主原料とする紙の代替素材「LIMEX(ライメックス)」を生産する。4月に本稼働を予定している。

 新工場は多賀城市内の工場団地にある。事業費は約70億円。敷地面積2万7500平方メートルの用地を確保し、昨年8月に着工していた。この工場ではシート状や粒状に成型したものを中心に年間2万3000トンのLIMEXを生産する。ラベル向けとして厚さ100マイクロ(1マイクロは100万分の1)メートル以下のシートの開発にも新たに乗り出す。新工場の操業に合わせて、県内在住の68人を新たに従業員として採用した。

 今月5日に宮城県の村井嘉浩知事や多賀城市の深谷晃祐市長らを迎えて完成式を開き、山崎敦義社長は「復興を乗り越えた宮城県や多賀城市の皆さまとともに、LIMEXを世界に広げたい」と抱負を述べた。

 TBMは東日本大震災が発生した2011年に設立。LIMEXは名刺やメニュー表などに活用されている。また15年には宮城県白石市に最初の工場を建設。今回の多賀城は2カ所目となる。

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