テクノロジー

米宇宙船開発にAI採用 NEC、アルテミス計画を支援

 NECは2日、システム異常を早期に検知する同社の人工知能(AI)技術が、米国の有人月面探査「アルテミス計画」の宇宙船開発に採用されたと発表した。開発を担う米ロッキード・マーチンとAI導入で合意し、アルテミス計画を技術面から支援する。

 NECのAI技術は、多数のセンサーから通常時のシステム運用を学習し、異常の予兆を検知するもので、日本国内の発電所や工場などで幅広く活用されている。

 宇宙船名は「Orion(オリオン)」でロッキードが開発に着手。発電所の監視であれば30基分に相当する約15万個のセンサーを使い、設計や開発、製造の全工程をAIが監視する。

 初期の試験でAIの有効性が確認され、ロッキードの分析システムとの統合が決まった。効率的なシステム監視で技術者の負担を減らす狙いもある。アルテミス計画以外の宇宙船、人工衛星の開発にもNECのAIが利用される見通しだ。米航空宇宙局(NASA)が進めるアルテミス計画は、2024年に米国人宇宙飛行士を月面に着陸させることを目指している。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus