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宇宙ごみ回収に日本のベンチャー企業が相次ぎ名乗り 宇宙の環境問題を技術で解決 (1/2ページ)

 ロケットの一部や運用を終えた人工衛星などが元になったスペースデブリ(宇宙ごみ)の除去に向けて、日本のベンチャー企業が相次いで立ち上がっている。スペースデブリは大きさ1センチ以上のものだけでも50万個以上あるとされるうえ、それぞれが秒速8キロで飛び交っている。仮に人工衛星に衝突すれば、気象観測やGPS(全地球測位システム)にも大きな影響を与える可能性もあり、「宇宙の環境問題」の解決を日本の技術がリードしている形だ。

 平成25年設立のアストロスケール(東京都墨田区)は20日午後3時7分(日本時間)、世界初のスペースデブリ除去実証衛星「ELSA-d(エルサディー)」をカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げる。

 この衛星は模擬デブリと捕獲機で構成。宇宙空間で分離させ、捕獲器で模擬デブリをきちんと回収できるかを検証する。さらに回転する模擬デブリの捕獲、離れた場所から模擬デブリを探索できるかも確認する。

 模擬デブリにはあらかじめ強磁性の「ドッキングプレート」が装着されており、磁石によって捕獲機とくっ付けて回収する。捕獲されたデブリは捕獲機と一緒にそのまま大気圏に突入して燃え尽きる。

 実用化の際には、打ち上げられる衛星にあらかじめドッキングプレートを装着してもらう。これにより、デブリを効率的に取り除く。

 アストロスケールの岡田光信最高経営責任者(CEO)は、「衛星が周回する軌道は、地上で車が走る高速道路のようなもの。故障した衛星の除去や燃料の補給など宇宙空間のロードサービスが求められている」と話す。

 アストロスケール同様に、デブリ除去を目指す宇宙ベンチャー企業のひとつが、人工流れ星の開発に取り組むALE(エール、東京都港区)だ。平成31年1月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や神奈川工科大学などとともに、デブリ除去技術の開発に乗り出した。

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