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ベンチャーの衛星打ち上げ 露ソユーズ搭載、デブリ除去・地球観測

 宇宙ベンチャーのアストロスケール(東京都墨田区)とアクセルスペース(同中央区)による人工衛星を積んだロシアのロケット「ソユーズ」が22日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。

 故障した人工衛星などといったスペースデブリ(宇宙ごみ)除去の世界初の事業化に挑むアストロスケールは、デブリ除去実証実験衛星を搭載。実験衛星から模擬デブリを切り離し、きちんと捕獲できるかを調べる。

 アクセルスペースは地球観測のための小型衛星4基をロケットに積んだ。日本の宇宙ベンチャーの複数の人工衛星が搭載されるのは今回が初めて。4基の衛星の中には、福井県が企画した超小型人工衛星「すいせん」も含まれる。アクセルスペースは2018年に打ち上げた初号機を含めて5基体制により、高頻度で地球観測を行う。

 衛星の打ち上げは20日の予定だったが、打ち上げ直前でロケットの不具合が判明したため、延期されていた。ロケットには日本を含む世界18カ国からの計38基の衛星が搭載された。

 両社とも打ち上げの模様を動画で配信。アストロスケールの岡田光信最高経営責任者(CEO)は「ここまで来られたのは皆さまのおかげ」と謝意を示し、アクセルスペースの中村友哉社長も「打ち上げは一つの通過点。事業を軌道に乗せるべく気を引き締めたい」と語った。

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