テクノロジー

ロボベンチャー「人機一体」、高所の重作業にヒト型重機 JR西などと開発

 立命館大学発ロボットベンチャーの人機一体(滋賀県草津市)は、JR西日本、日本信号と共同で、高所での重作業が可能な汎用(はんよう)タイプのヒト型重機「空間重作業人機」の開発に乗り出した。人機一体が2足歩行ロボの開発で培ってきた技術やノウハウに、日本信号の電子・機械技術とを組み合わせることで、少子高齢化で労働環境の厳しさが増す鉄道会社の保線作業の効率化を後押しする。

 JR西はグループの中期経営計画2022において、「メンテナンスのシステムチェンジ」を掲げ、保線作業に新たな技術を取り入れる方針を打ち出している。新たに開発される重機は、例えば右腕を動かすと、それに連動してロボットの右腕が一緒に動くような「身体能力拡張」機能を念頭に置いている。遠隔操作もできるようにすることで、JR西はこの重機を架線の張り替えなどで活用したい考えだ。

 18~19日に開催された福島県南相馬市にあるロボット技術に関する研究施設「福島ロボットテストフィールド」で、空間重作業人機の試作機「零式人機(れいしきじんき)バージョン1.0」を公開。早期の実用化に向けて動き出した。

 人機一体は、立命館大学立命館大学ロボティクス研究センター客員教授の金岡博士氏が2007年に設立。20年5月にJR西日本のベンチャーキャピタル子会社から出資を受けた。

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