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ネット通販大手に依存しない直販支援 ブリーチ代表取締役 大平啓介さん(34)

 --コロナ禍で実店舗などの苦戦が続く半面、ネットを活用した通信販売は好調に推移している

 「われわれは、仲介業者などを介さず商品の製造から販売までを一貫して行うダイレクト・トゥー・コンシューマー(D2C)というビジネスモデル活用を支援するマーケティングサービスを展開している。事業の舞台はネット通販であり、コロナ禍でも業績は向上している。ネットショップ大手などに依存せず、自社の直販のみで商品展開するクライアントを主に支援している。D2Cは実店舗や大手ネット通販よりもコストが低く、市場全体も拡大している」

 --通販の中でもD2Cが拡大し始めたのはなぜか

 「1つ目の要因は“消費者の成長”だ。ネット通販が大きく普及し、多くの消費者が使い慣れてきた。個別企業の直販でも抵抗感を持つ顧客は少なくなった。2つ目は決済やカードシステムなどのインフラが整い、セキュリティーも向上したこと。いまや個別企業でも安心・安全な通販を提供できる。3つ目は、スマートフォンの普及などネット通販を利用できる環境が整ったことだろう。直近ではコロナ禍による通販の利用拡大もある」

 --今後の事業展開をどう考えるか

 「クライアントを増やすとともに、提供できるサービスの幅も広げていく。こちらからメーカーに商品企画を持ち込み、共同で事業展開するといった取り組みも加速していきたい。われわれはシェアリング型でサービスを展開している。プロモーションした商品の売り上げの一部が取り分となるため、クライアントをより大きな成功に導いていきたいとも思う。将来は、M&A(企業の買収・合併)を通じて何らかのメーカー機能を持ち、自社で商品の企画から製造、販売までを手掛けたいと考えている」

 おおだいら・けいすけ 学生時代に自宅アパートでインターネット販促支援事業を開始。2010年、ブリーチを設立し代表取締役に就任。16年、ダイレクト・トゥー・コンシューマー(D2C)領域に特化したシェアリング型統合マーケティング事業を開始。新潟県出身。

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