テクノロジー

AIで水処理コスト40%減 栗田工業とフラクタリープが協力

 水処理大手の栗田工業は、人工知能(AI)ベンチャーのフラクタリープ(東京都新宿区)と共同でAIを活用した水処理効率化手法を開発した。過去の処理量や電力消費量などのデータを基に水処理装置の運転操作をAIが最適化。運転コストと二酸化炭素(CO2)排出の削減につなげる。

 水中のイオン類や有機物を取り除く「逆浸透(RO)膜装置」で、新たな手法で稼働したところ、運転コストが従来よりも約40%、CO2排出量が約10%減らせたという。

 RO膜装置は、半導体や液晶の製造に必要な超純水の生成、海水の淡水化などで主に使われる。ポンプで組み上げた水を高い圧力で膜にかけるため、電力の消費量が大きいのが課題。水処理ライン全体の約6割がこの装置で占めるとされる。

 両社はこの手法に関する特許を既に出願しており、2021年度中にも企業向けのソリューションとして提供を始める。フラクタリープは、米AIベンチャーのフラクタの日本子会社として昨年5月に設立された。

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