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トヨタの時価総額30兆円超、一時最高値に 米中市場・新型SUV好調

 トヨタ自動車の株価が31日、東京証券取引所で一時9227円を付けて上場以来の最高値を更新し、株価と発行済み株式数に基づいた企業価値を示す時価総額が30兆円を超える場面があった。新型コロナウイルス流行の収束が見通せない中、新型のスポーツ用多目的車(SUV)が人気な上、米中市場での販売も好調で、注目を集めた。

 トヨタ株は上場以来の高値を取引時間中に4営業日連続で更新した。国内企業の時価総額でトヨタは首位。2位は約14兆2000億円のソフトバンクグループ、3位が約13兆6000億円のソニーグループで、トヨタは2倍以上の差をつけている。

 トヨタの31日の終値は前週末比0.2%安の9115円。一時上昇して最高値を更新したが、その後、売りが優勢となった。終値ベースの時価総額は29兆7422億円だった。時価総額の過去最高は、2007年2月27日に付けた30兆1434億円。

 東海東京調査センター(名古屋市)の杉浦誠司シニアアナリストは「半導体不足で各社厳しい状況の中、トヨタは影響も少なく安定して生産を続けてきたことが大きな柱となった」と分析。「コロナからの回復でトヨタの強さが改めて投資家に注目された。株価の上昇傾向は秋口まで続くだろう」と予想した。

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