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和歌山県で広域の廃棄物最終処分場が稼働 検討から20年

 和歌山県で、みなべ町以南の10市町の一般廃棄物と11市町村の産業廃棄物を埋め立てる「紀南広域廃棄物最終処分場」(田辺市稲成町)が1日、稼働した。管轄範囲は県面積の半分超。検討が始まったのは平成14年で、約20年の歳月を経て動き出した。稼働期間はおおむね15年で、その後は再度の検討が必要としている。

 運営するのは、田辺、新宮両市と、みなべ、上富田、白浜、すさみ、串本、古座川、那智勝浦、太地の8町で構成する紀南環境広域施設組合(管理者=真砂充敏・田辺市長)。各自治体などで焼却を含む処理をした後の残渣(ざんさ)や産業廃棄物の埋め立て最終処分場で、一般廃棄物はこの10市町が対象となり、産業廃棄物については北山村も受け入れる。

 検討が始まった14年は協議会が結成され、御坊市やみなべ町以外の日高郡の自治体も対象となっていたが、17年に脱退。候補地は同年に31カ所に絞られ、23年に現在地を候補地として決定。26年に地元町内会が建設に基本同意した。

 立地場所は阪和自動車道南紀田辺インターの北側で、敷地は約15ヘクタール。埋め立て容量は約19万8千立方メートルだが、飛散防止などのために入れる土を除く14万1千立方メートルまで埋め立てが可能。廃棄物の汚水が漏れ出さないようマットやシートを7層にし、万一漏水した場合は漏洩(ろうえい)場所を特定できる検知システムも導入している。

 総事業費は約50億3千万円。用地交渉などを経て30年11月に着工、今年3月に完成した。

 組合の担当者は「使用期限がある施設なので、ごみを減らしたりリサイクルしたりするなど、できるだけごみの排出量を減らしてほしい」と呼びかけている。

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